上町ドリル

中年エンジニアの悲喜こもごも。生老病死、仏教の世界では、生きることさえ苦しみというのです。苦しみから逃れるためには欲を捨てることしかない、との結論なのです。欲を捨てて生きましょう。

お金を貯める目的

今は無職の貧乏生活ですが、働いていたとき、お金をためよう、ためよう、といつもあせっていましたね。しかし、サラリーマンでお金をためることは、それほど意味がありません。

むしろ、60歳まで働くことに意味があります(いまは、65歳か)。お金を貯める目的次第ですが、サラリーマンがお金をためても、たかがしれています。

いちばん意味があるのが、家を買うことです。しかしですよ、貯金で家を買うこともできないのが現実なのです。

だって、家を買おうと思うと、普通に買うのなら3000万円ですよ。

3000万円貯めるには、仮に10年で貯めようと思うと1年で300万円です。

これ、若い時はとくに不可能ですよ。全年収になっちゃうので。

ですので、20年でみます。1年150万円。これならなんとかなりそうです。

計画的にやればですね。ですが、田舎なら、車も必要。車も買うことを考えると、ますます厳しいですね。

ですので、家を貯金して買おうと思ったら、定年後ですよ。

家を買うことすらできない貯金なのです。

家を買うときは、ほとんどがローンをくむことになります。

わたしも、家を貯金で買いたいと思っていましたが、さすがにローンでいいんだ、とわかりました。キャッシュで買う、ということはサラリーマンではありえないのです。

ばかばかしくなりますね。これが現実です。

 

ですので、お金を貯める目的は、なにかあったときのため、でしかないのです。

病気になった、仕事をくびになった、事故をおこした。そんなときの一時金の意味しかないのです。もちろん、ずっと使えるものではありません。知れた金額ですからね。

 

わたしは、いつかリタイアできるのでは、ということを考えて貯金していました。

ふつうにためていたのでは、不可能ですね。

あるとすれば、投資で一発あてることしかありません。

しかし、たいがいは損をします。わたしも損をしています。

 

したがって、サラリーマンは、貯金する意味はほとんどありません。

仕事、会社が生命線で、年金がもらえる60歳まで働くことしか意味がないのです。

 

そのことは知っておいたほうがいいですね。

したがって、サラリーマンは働くことから逃れられないので、どう働くのか、それがいちばん大事なことなのです。